本日は年に二度、冬と夏に行われる内の夏の正棋会王将戦。今回はこれがなんと100回目ということでベスト8以上の賞金獲得者それぞれにプラス5千円、予選敗退者にも編入戦を実施し、勝ち残った人が本戦ベスト8に編入という趣向を実施した。
編入戦というのは尼崎で正棋会を行っていた時代によくやっていたことだが、予選4局指し3勝通過できなかった人の中から希望者には一人千円の会費を徴収し、早指しトーナメント(5分/30秒)で勝ち残った人は翌日本戦ベスト8の一人として復活するという趣向。
この趣向は予選落ちした人にチャンスを与え、会費を徴収するので運営側も得をするというメリットがある。但し、古株の強豪からは「いっぺん死んだ奴が生き返るのは気に入らん」と言われたこともあったのだが。(苦笑)
これを長年中断していたのは時間がかかるということと、本戦の枠が一つ減ることに抵抗を感じることもあるということだが、コロナの影響で決定的に中断になった経緯がある。
さて、それはともかくトーナメントに勝ち進んだ人たちはいずれも強豪ぞろいで実に見ごたえのある熱戦を見せてくれた。明日のベスト8には10台のヤングも2名居るなど、面白い変化が期待できそうだ。