将棋雑記帳（復活版）

本日はR選手権特別予選会。この大会はR選手権の参加人数不足が見込まれるとき臨時で行うもので、昨年は開催しなかったが一昨年は数名不足して実施した。今年は96人という大人数を見込みながら数名不足し、また、宿泊予約も早くしないとホテルに迷惑をかけるため急いだ。

96名のうち代表41名はすべて決まり、招待予定55名のうち49名まで申し込みが入ったためあと6名という状態で朝を迎えた。申し込みが通常よりかなりスローペースなので危機感を感じ、早めに開催した次第。私が四日市へ行く日は限られているのでしきつ将棋サロンをお借りすることにした。

当日受付のため少なかったらまずいと不安だったが8名来てくれてほっと一息。これでなんとか大会として成立できそう。しかも8名というのはスイス式トーナメントをやりやすい人数である。

といっても1回戦ずつ全部終わるのを待っている余裕は無く、終わったところから次々同星同士当てていったため最後の方はやや苦しめの当て方になってしまったが、2勝以上は通過という線で落ち着いた。

選抜の人たちにはその場で案内状を手渡し、宿泊予定も決めてもらって解散。道場は大賑わいで、万事良しとしておこう。これでようやく選手権の準備を始められる手はずとなった。これからがまた忙しいのであるが。

本日は正棋会４月例会。春になって陽気なのはうれしいと思っていたら参加者数はなんと６３名という大人数。A2については３６人と、一クラスの人数としては記録的だと思う。小中学生が多かったので、春休みの影響かも？という声が出ていた。

朝の挨拶では朝日アマ準優勝の藤原結樹さんに全国大会の感想を述べてもらったり、新入会員の紹介の中には元アマ竜王の下平さんが居たりと、豪華な顔ぶれがそろった。ちなみに来月の例会では朝日アマ優勝の慶田さんが参加予定。

今回Ｒ選手権の申し込みがなかなか伸びず苦戦していたのだが、この例会でＡ級32人とＢ級16人がすべて埋まったので一安心。あとは選手権が12名も残っていて大人数の96人参加を目論んだことを後悔していたのだが、13日の土曜日にしきつ囲碁将棋サロンをお借りして特別予選会を開催することが決まった。

参加資格や地域は問わないのでそのときの不足人数以上は参加してほしいと期待し、アマレンＨＰトップにリンクつけた。この日に決まらなくてもその翌週にもとしつこく開催予定。もちろんメール受付も続いているので、確実に参加しようと思ったらやはり参加申し込みが手堅いのでよろしくお願いしたい。

本日久々に会った下平さんは少しやつれて見えたが、将棋自体はまだまだ現役バリバリと意気込んでいた。朝の準備や夕方の片付けも手伝ってもらって大変感謝している。きっと今後も例会に参加してくれると期待している。

ほかにもアマ将棋界に関するさまざまな問い合わせを受けたり意見交換をしたりして、有意義な一日だったと言えよう。すべて良い報告に向かいつつあると実感している。

本日は準決勝から対局開始。いずれも関西代表の二人が勝ち、決勝は関西同士（藤原結樹さんと慶田義法さん）になって２年連続関西ブロックからの優勝が確定した。そういえばこのお二人いずれもアマ竜王、元奨励会三段、強いはずです。

昼休みからは新しく本大会の協賛企業となったHEROZ社の朝日杯将棋ウオーズ棋神戦のエキシビションマッチ。勝ち抜いた8人がこの朝日アマの会場にて10分切れ負けで優勝を争う。

対局形式はお互いスマホや携帯機器を操作しながら対面で盤駒は画面上で対局という異様な感じだが、これがネット配信されて世界中（！？）でみられていると思うと隔世の感がある。ここでは楠本一斗さんが吉瀬蓮さんを破って優勝。

林社長のご挨拶も実に楽しそうで、新しい時代に新しい方式でどんどん時代は変わっていくのだなと実感した。

さて、決勝戦はかなり藤原さんが押しているように見えたのだが、中段に逃げ出した慶田さんの玉がなかなかつかまらず、薄い藤原陣はいつのまにか包囲されていた。慶田さん、おめでとうございます。

このお二人は正棋会に参加していずれも100局以上の対局実績があり、優勝した慶田さんには表彰対象であること、藤原さんには惜敗の感想を述べてもらうこととして例会参加を呼び掛けておきました。きっと例会も盛り上がることと思う。

三番勝負は6月1，2日朝日新聞本社で行われるが、横山名人の連覇記録更新か慶田さんの獲得かなんとも興味は尽きず、高みの見物はまだまだ続く。

本日、明日といよいよ朝日アマ全国大会。本日はベスト4まで決めるが、ベスト８に残れば朝日杯アマプロ戦の出場資格を得るということでまずはベスト８を目標にする選手が多い。

ベスト８は藤原結樹〇ー✖久保田貴洋、古屋皓介〇ー✖金内辰明、慶田義法〇ー✖竹下貴重、竹内俊弘〇ー✖渡辺俊雄という結果。関西二人が残ったのは関西人としてうれしい。

ここでお気づきかもしれないがベスト８に首都圏がゼロ。１回戦勝ちが２名のみ。首都圏代表はここ３年間代表7人のうち１回戦勝ちが１人、１人、２人で二日目勝ち残りなしという信じられない低迷。

このことは首都圏集中の強豪分布が全国に分散しつつあるということだと思う。昔は地域差なんていう都会以外の人にはありがたくない言い方もあったが、今はそのような話を聞いたことがなく、実際どの地区も強豪が居て誰が勝ち抜くかまったく予想がつかない。

運営に関しては首都圏ブロック運営をお願いしている林田さんと土居さんとともに今年の運営について協議。明日は朝日新聞社の人も交えて相談する。さきほど低迷と書いたが、やはり全国一の大人数ブロックだけに早めの準備が必要。

そのほかにも見学に来てくれていた人をつかまえてはさまざまな相談事を受けたり、報告したり、いやはや忙しい一日で、頭ふらふら。さて、明日は高みの見物の最高潮。将棋ウオーズ杯も同時進行とのことで実に興味深い。

本日から３日間上京。朝日アマ全国大会の運営で本日は前夜祭、明日からはいよいよトーナメントが始まる。学生委員長にも受付、セッティング等手伝ってもらった。

前夜祭では森下九段のユニークなご挨拶と、新しい協賛企業としてHEROZ社が紹介され、林社長からお祝いとねぎらいのご挨拶をいただいた。

個人的にもこのお二人とは何十年来かの知り合いなのでビールを片手に話もはずむ。選手紹介では金内ー早咲のレジェンド対決や稲葉ー中川の三番勝負再現の組み合わせなど話題はつきなかった。子育てが大変だけど娘がかわいくて仕方ないという挨拶もありました。（笑）

さて、どのブロックが大変だなどとここまで来たら言っていられない対戦が明日から始まる。予想もつかない戦いを高みの見物で楽しみつつ、円滑な運営を進めたい。