一夜明けて第2局。1局目古田さんが勝って有利なのは間違いないが、一夜明けてから1局目敗者が連勝で逆転した例を何度見て来たことか。私自身も経験している。
一日目の解説者は渡辺和史六段で、二日目は山本博志六段。加藤先生亡き後いろいろ案はあったらしいが若手棋士の解説という形に落ち着いた模様。
さて、解説者を見て決めたのか古田さんは三間飛車。但し、山本六段によると古田さんは奨励会時代から振り飛車も得意としてきたらしく、違和感は無いらしい。その2局目であるが古田名人防衛近しという局面から荒田さんが驚異的な粘りを見せて入玉し、大逆転。
終局後は感想戦無しですぐ駒が片づけられた。古田名人の心境はいかに、と心配になったが昼食の弁当を食べ終わったのち振り駒で後手を引いた古田さんはまたも三間飛車。今度は山本六段も驚いたようだが、ともあれ用意の作戦だったらしい。
この第3局も古田さんが調子よく攻め込んでいると思われたが、荒田さんの粘りと言おうか怪しいと言おうかという指し回しでいつしか荒田さんの陣形が固くて手がつかなくなり、穴熊への玉頭攻めが厳しく荒田さんの勝ち。
これで荒田さんは昨年からアマ竜王、赤旗名人に続き三冠目。なんという充実ぶりだろうか。一年で三冠を成し遂げたのは横山大樹さん以来と思う。今後もアマ棋界の第一人者として、いや、プロ入り目指して??という目標なのかも。